ポーランドから得た物

日常
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初の海外、初の一人長旅(家族のいないという意味です)、娘は滞在4泊6日のセミナーへ行っておりました。

ヘルシンキまで10時間、ワルシャワまで2時間、目的地ナウンチェフまでバスで2時間の旅です。 滞在中は4日間の間に5レッスンと本番がありました。
実際、セミナーは10日ほどあり、最後にコンクールもあるのですが、前師匠率いるセミナーで、師匠の都合上、途中で一緒に帰国しました。
今はLINEなどすぐに連絡が取れますが、15歳、肝心な事はなかなか連絡してきません(^_^;)5レッスン、持っていった曲は

☆チャイコフスキー コンチェルト1楽章(もう出番の終わった曲ですが、外国で教わってみたいとの本人希望)

☆シマノフスキ ノクターンとタランテラ(このポーランドセミナーの為に選曲したものです)

☆ドボルザーク コンチェルト1楽章

☆バッハ 無伴奏ソナタ1番よりフーガ


やはりポーランドの作曲家シマノフスキの作品はとても勉強になったようでした。本番でもシマノフスキを弾かせて頂いたようで、現地のお客様達の熱狂的な反応に大変気を良くして興奮気味にLINEがきました。

GWの演奏会でチャイコフスキーを弾いた時は、泣いて下さる方がいて、「感動で泣かせる演奏家になりたい」と目標を掲げていましたか、今回の一件で、その国の音楽を演奏する重要性を身を持って学んだようです。

4日間の実生活は同じ中3の3人と気が合い、ホームシックを感じなかったとのこと。連日、足繁くジェラート屋さんに通っていたみたいです。

やっぱり、音楽仲間は必要ですね。 帰宅してからはというと、別人が帰ってきたのでは…と思う事が何度かありました。

家に着いたら、まずお風呂に入り、ひと眠りしたら「最後のドボルザークのレッスン後、復習出来てないからしたい」と言うのです。

これはうちの娘ではないですね(笑)結局、起きれなく、実行は出来ませんでしたが、こんな思考回路の持ち主ではないですから(笑)それから、シマノフスキの練習内容が変わりました。反復練習をストイックにやっています。

漏れてくる練習を聴いて、やっぱり違うお嬢さんが帰宅したのでは?と思いました(^_^;)1日で終わるだろうと思った練習内容は、コンクール間近という事もありますが、2週間続いています。

セミナーを受けていたレッスン室、良く響いて気持ちの良いへやだったそうです。

こうして初めての海外セミナーから良いものを得たのでした。参加を決める際も、出発間際も、夫は「価値が分からないうちから参加させるのはどうか」と疑問を持ちつつも協力してくれました。

母は「こうすれば良かったな、次は出来るといいなって気付く旅であればいい」と応援してくれました

。私は只々、海外に懲りずに視野を広げるキッカケになりますようにとそれだけを思っていました。

帰国した娘は、自分の英語が通じて自信を持ち、ポーランドの音楽を奏でて、“ブラボー!!”の賞賛に高揚し、国境を越えて仲間を作り、そしてやっぱり日本が、お家が1番!と思い…素晴らしい夏の経験でした。

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