暗譜

レッスン風景
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ここのところ、エチュードは暗譜で仕上げてもらうようにしています。

余裕があれば曲も。私は最初の先生の頃は、やはり全て暗譜してから次曲でした。当時の楽譜には二重マルと二重サンカクが書かれています。

二重マルは通しで弾けた時の、二重サンカクは暗譜で通せた時の、合格の印。とはいえ私は暗譜で苦労した事は1度もなかったので、「暗譜をするための練習」に必要性を感じてきませんでした。時代がざっくり10年一括りなら、10年前の子供達もそう。暗譜に苦労していると感じた事はほとんどありませんでした。

今の子供達は10年前に比べて、わざわざ暗譜のための練習をしなくてはいけない子が増えています。もちろん、そもそも暗譜が苦手という子はいつの時代もいます。

そういうことではなく、情報が安易に手に入り、外でも中でも緩やかな教育を受けるようになった現在、練習量、練習内容に対する粘りは確実に緩くなっていて、そこへ講師が前時代的に指導しても溝は埋まらないので、私も現時代の指導をどうしていくべきか日々思案しています。

学生時代、遠い大学に通い、帰宅後の練習が大変眠かったという理由もありますが(笑)目を瞑って弾くというのが自分の中で流行りました。

楽譜を見ていると出ている音に対する反応がほんの少し遅れます。また、楽譜上の色々な情報により、音への集中度が上がりません。

目を閉じて弾くと、頭の中が音で埋め尽くされ、指先にも集中出来、結果、普段モタモタと弾いている所がスルッと弾けたりします。

その感覚にとらわれて、気に入って練習していたのですが、しばらくすると目を開けて弾けなくなりました(*_*;あんなに弾けてたのに!レッスンで目を閉じるわけにいかないので、弾けなくなるという…。何事も使いよう。

有名な話かと思いますが、座って練習していると立って同じように弾けなくなりますね。練習が長くなると疲れて集中出来ないので、座って練習は絶対NGではありません。その日の通し練習の時に立って弾く。

それから、座っていても足はしっかり開いて床につけて下さい。これも使いよう。

娘は体育祭前で連日お疲れ、座って練習してますが、連休中「最近、肩当ての向きがすぐ曲がる」と報告してきました。腕がダルくて楽器が下がってるのかもしれません。肩当てがすぐ外れるとか、肩がすぐ痛くなる場合は、楽器の下がりも見直してみて下さいね。 連休中、伴奏合わせに来て頂きました。

娘のお友達おすすめのお店のクロワッサンをお出ししました。3日もかけて作っておられるそうです。

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