限りなき挑戦

母と娘
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1週間前、娘が目標としていた大きな大会が終わりをつげました。もちろんまだ先がある大会です。コンクールに努力点はない。そして努力の量=結果でもない。
合間にたくさんコンクールを受けました。もちろん、そのコンクールのために出場時間まで朝から練習しますが、ステージ演奏で気付いたこと、修正すべきこと、出来なかったこと。それらを帰宅後深夜まで練習する。
大切なコンクールの1週間前にも他のコンクールがありました。当初の予定では、「そこで仕上げるつもりで進めないとね」そのために連日、朝練と時に深夜練習。ところが、前のめりに練習するあまり、いつの間にか表現が変わってしまっていて、そこにメンタル面が拍車をかけて良くない演奏をしてしまいました。その日の点数と講評に私の気力はポキっと折れてしまったのですが、娘はまだ思い留まって、そのまま音楽室に入っていきました。残りの1週間で定着させる予定が、何週間も前のレッスンビデオを再確認して思い出し構築し直す。こもって練習したかったけれど、学校のオケ集中練習とオケ定演があり休めず、でもそれがなんとかメンタルをぎりぎりで保てたのだと思います。

前日から当日、楽器の調子がおかしくなり、直前で工房に駆け込むか様子を見ているうちに、不安から音程が怪しくなり、そのまま現地入り。
不思議と音程は完璧にとれたように思います。そこは救い。
ここだけの話、当日ホールで娘の演奏を聴いて、私は良いかどうかの判断が出来なかった。悪くはないが、少なくとも大手を振って良い!とは言えなかった。泣いて戻ってくるだろうから、どう声をかけようかと考えながら、ちょうど休憩になってホールから出たら、走って駆け寄ってきて、やはり緊張から泣いてはいたけど「楽しかった!」。それを見ていた同じ参加者の友人が後から「あんなに達成感に包まれて戻ってこれるの羨ましいです」と。それでも結果は別というのがコンクール。
これが終わったらしばしゆっくりしようと思っていました。でも、たくさんのコンクールでその会毎にとても大事なことに気付く事が出来て、最終的には「私は出来ないことだらけ、上手くなりたい」と気付いた。もちろん、ポジティブな気持ちではなく、ネガティブな気持ちで。ですが。

メンタルが弱い親子で、だからこそコンクールは最小限でやってきたけど、反対ではないかと思い始め、ここからはコンクールシーズンから外れますが、何個かコンクールやオーディションなど探して、得意そうな技巧曲と、苦手な分野の曲を2曲選んで、休まずチャレンジを続けることにしました。正解かはわからないけれど、打たれても打たれても、慣れていこうと。
実はこの期間中に神社でおみくじをひきました。その中に“限りなき挑戦を続けなさい”だったか“続けることになるでしょう”だったか、そのようなことが書かれていました。おみくじの通り、限りなき挑戦を続けてみます。

綺麗にライトアップされていたホール。誰もいないホールは今思えば音が少し硬かったように思います。

写真は事前提出の録画をするためにホールを借りました。学校後の夜間、ライトアップされてて珍しく上手に撮れました。この日、ホールが慣らされてなくて、娘は、音が出ない出ないと力が入っていました。思えばこの日を境に曲の方向性が少し変わってしまったように振り返ります。ちょっとした事がきっかけに良くもわるくもなりますが、目先で必死で私達も気が付かず、(レッスンも足りていなくて)これからはもう少し視野広く進めていけたら良いなと思います。

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