娘がつくる温かな時間から、早くも10日近く経ちました。
ピアノのH先生はコンクール伴奏と日程がかぶって、豊中と守口を行ったり来たり.. 私たちもリハーサルを正午にして、夕方の本番前まで一旦帰宅というスケジュール。
この日はとても寒くて、雨も降っていて。
到着した私たちに担当の方が
「このような天気で図書館への人出は現在少なめですが、夕方はコンサート目指して来客されますので大丈夫です。」
あんまり不安はなかったけど、そう断言してもらうと頼もしい。
素敵な図書館ロビーだし、リハーサルは吹き抜けの3階まで良く響いて気持ち良かった。
アンコールに用意したチャルダッシュを弾き終わった時には、たまたま居合わせた紳士が拍手をして下さったりもしました。
行き届いた図書館の方々のお陰で、本番までの時間も困る事なく過ごせました。
プログラム初めはクライスラー 愛の喜び。
練習では3度の重音の音程に苦戦していましたが、明るくて優雅で、喜びに満ちていて、いいオープニング。
パガニーニ カプリス17番
チャイコフスキー 「懐かしい土地の想い出」よりメロディ
バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番よりフーガ
チャイコフスキー ヴァイオリンコンチェルト第1楽章
アンコールにタイスの瞑想曲とチャルダッシュ
1番の心配事はMCでしたが、師事しているS先生が考えて下さって、トークもばっちり。観客席は48席、満席になりました。
私は1人でも多くの方に座って欲しかったので、観客席より後ろの通常図書館席にいました。通常の席は、絵本を持ってきて座って読んでる親子連れ、挽きたてコーヒーを飲むマダム達、
休憩にスマホを触る若い男の子などなど、始まる頃から割と人がいて、
その方々が、そのまま娘の音や弾き姿に魅入って、終わるまで顔ぶれが変わらなかった。
若い男の子達は、途中、帰ろうと席を立つのだけど、気になるのかまた戻ってきて、結局最後まで聴いててくれました。
図書館玄関が近く、また、雨の中お越し下さったお客様の傘やコートの水分で弓の毛があまり張らなくて、本番は弓のコンディションからテンポを考えたという。
それから、師匠達の現指導からは演奏中、意味のない動きをしてはいけないのですが、お客様が楽しめるよう、音楽に合わせた動きもこの日はプラスしたと、終わってから話していました。
トークだって、内容は先生が考えて下さったとはいえ、高校生が1時間弱を進行させるのは 苦労したんじゃないかな。
演奏後、知らないおじさまから話しかけられ、写真(ソロ)も。
お越し下さった生徒様達も列を作って感想を伝えてくれました。
そして、この日、ベーテンコンクール全国大会を受けたHちゃんは3位をいただいて。前日レッスンの帰り際、私はHちゃんに
「明日はお互い頑張ろうねぇ!」
と声を掛けたわけですが、ちゃんとお互い頑張りました。
年末まで今年はもう少しレッスンが続きます。
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