ステージ上の全てが音楽

ステージ
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9月があっという間に終わろうとしています。
私はどれだけ暑かろうがシーズンの中で夏が1番好きなので、秋の空気を感じる瞬間は少し淋しく思います。

9月中は娘が一人暮らし先の東京から帰省していました。
何かの話の時に、「私はステージ上の全てが音楽と思ってる。だからチューニングも、音程確かめで指をたたくのも、聴衆の邪魔にならないようにと気をつけてる。」
と娘が言いました。
まさに、今、私がコンクール生や通常の生徒さん達に本当に伝えたいこと。
ステージに足を踏み出した瞬間から、一つのストーリーであり、エンターティメント。
聴衆の耳や目、心を中断させることなく音楽を届けて欲しい。
技巧にも音色にも限度を感じたら、きっとこういった所にヒントが隠されているのかもしれない。

レッスンであまりにもこういう事を言うと、自分が本当に歳とった気がして(笑)
とっておきの時にしか言わないから、
blogに残しておきたいです。

最近、80近いご婦人がレッスンに通われることになりました。
課題に持ち帰った曲を翌週聴かせていただいた時、休符への入り方、休符、次の音への入り方が、毎回あまりにもエレガントで、
「ああ、音楽だなぁ」と感じました。

私も含め、大人も子供も、今の人達は本当に時間がなく忙しい。
でも、せっかくの練習時間、その時間だけ余裕のある心に切り替えが必要ですね(^^)


先日、家族で有馬温泉に行きました。
去年はどこもかしこもすいていたのに、
雨にも関わらず、今年は賑わいが戻ってきました。
子育ては常に悩みだらけですが、
家で悩みを聞くと閉塞感のある解答しか出来なさそうで、そんな時はよく娘と2人、近所の“なんとかの湯”みたいなところに行ったものです。
温泉は私にとって少しほろ苦い気持ちになるところ。
少しだけ感傷的になりましたが、
身体も心もリフレッシュ出来ました。
次回は家族写真を撮りたいな。

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