東京弾丸旅 vol.3

ステージ
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たかだか1泊2日なのにvol.3まで続いております。

この日最後は、娘の演奏会。
学内企画にのせていただいたようで、武満徹と伊福部昭と新作音楽劇という珍しい演目もあり、1000人の藝大奏楽堂がすぐ予約で埋まりました。

講師である時も、母である時も、本人への影響を考えてしまって目立つ席には座れないのですが、なんの血の迷いか、ズンズンと前へ進み、5列目くらいに。
後から娘が、遠い席だとばかり思い込んでステージから探したら、すぐ近くに座ってて「どうしたん」と聞きました(笑)

実は夫はご存命の頃の伊福部昭先生の門下生。
尊敬していた師匠の作品を娘が弾く、この演奏会を聴きたかっただろうなと思います。

夜桜を見ながら上野公園をのんびり歩き、藝大の門を通って奥の奏楽堂へ。
初めて奏楽堂へ来たのは娘が小学生のころ。
ちょうどピアノ科の公開試験をやっていて、
中見てみたいし入ってみよう!と軽い気持ちで入ったら、1人辺りの試験時間?演奏時間?が驚くほど長くて、一向に出れないという(笑)経験をしました。
藝大って想像を超えるという印象はここからきている気がします。

今回の演奏会も、演奏と日舞のコラボで、
そりゃ、藝大でしか聴けないし観れない。
すぐに埋まるのも頷けます。
そして、藝大サウンドというのでしょうか、
強弱がはっきりしていて、切れ味も良く。

昼にコンクールでへとへとであろう、Tくんご家族も聴きに来てくれ、
帰り際、「僕、涼音さんしか見てなかった!」と嬉しいことを言ってくれました。

合流した娘も本番に満足そうで、自分の所属する地の音楽に満足出来るって幸せなこと。
これが、音楽を頑張れる原動力なんですね。
なにより、そんな幸せな娘の音楽を聴けたこと、会えたことが、私は幸せでした。

翌日は気になっていた方のお見舞いに。
順調そうでホッとして、帰路に着きました。

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