理想の形が見えた日

レッスン方法
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昨日、一通のメール。

6年前にお教室をやめられた生徒ママからでした。

Cちゃんが某中学のオケ部にいること、そこでヴァイオリンを弾きながら、素敵な仲間と楽しくしていること。
優しく丁寧に基礎を教えてもらったことが繋がっている、それを感謝と共に報告したかったと書かれていました。

Cちゃんはご兄弟のご都合で、バスに乗って通うことが難しくなり、ご自宅近くのお教室に移られました。
それ以来、実に6年ぶりのご連絡でした。

私はヴァイオリンを教えていますが、
ヴァイオリンは1つのアイテムで、
ヴァイオリンの時間を共有することで、一緒に想い出を作りたいと考えています。
Cちゃんのようにやむを得ないことの場合もあるし、満を持しての卒業の場合もありますが、
良い時を過ごせたなと振り返ってもらえるレッスンをしていきたい。
そういう考えになったのはここ数年。

「音楽というお稽古は10年単位」
そう思って、長い長い計画を立てても、先は何があるか分からない。
「音楽家になりたいんです!」
その時のその気持ちは本物だけど、もっとやりたいこと見つけるかもしれない。

だから、“今” ヴァイオリンを一緒に楽しみましょう。

自分の理想が明確になっていたところに、こうしてメールをいただいた。
ただ、報告したかったというお母様の気持ちに、涙が出た。

ここ数年で考えが変わったと思っていたけど、きっと、6年前も、そう思っていたのかもしれない。
6年前は、子育てに1番必死で、1番悩んでいた頃。
娘との色んな時代があり、それが私を育ててくれた。
一通のメールで、たくさんのことが蘇った時間でした。

先週は、これまたおやめになって6年?7年?の生徒さまが立派な大学生になられたと、
お写真付きでLINEをいただきました。
親も大変で、受験時は、私のblogを読み返してメンタルを保っていたと(_)
お役に立てて光栄です。
余談ですが、お母様自身、大学生の頃から私の生徒さんで。
長く長く、楽しくレッスンさせていただきました。

自分が思う、理想のお教室、理想の生徒さん達との関係。
それは、私の想いや私の力だけでは作れないこと。
やめても思い出してくださる方、同じ想いで通ってくださる方、感謝しながら精いっぱい楽しんでいきたいです。

写真は通ってくださってる方なら、あ!と気が付くはず。
Cちゃんがおやめになる時、プレゼントして下さった、本を読むウサギ2匹。
本当は、違うウサギが1匹ずつだったらしいのですが、お店の店主さんが間違えて同じ物を。
「こうして並ぶと、同じの2つで良かったかも」
とお母様と笑い合った事も良く覚えているし、ずっと玄関に飾るほど気に入っています。

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