楽器を選ぶということ

サイズアップ
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今回は実際にお付き添いはしませんでしたが、
サイズアップのご相談にのりながら思ったことを書こうと思います。

ネットで購入、そうでなくてもネットで価格比較や口コミを見て決めることが増えた時代の中、
工房に出向き、価格比較はなく、口コミもない楽器選びって、人によってはとてもハードルが高いものだと思います。

その人の弾き方のくせ、体力、手の大きさ、弓の重さのバランスなど、気にしなくてはいけない項目はたくさんあり、
正直「運命の出会い」は予算上限がある中ではそんなになく、
むしろ最も妥協して良いところはもしかしたら、大きな声で言えないけど(汗)音色の方向性なのかもしれない。
もともとある音色は根本にありますが、
弾く人によって音は良くも悪くも変わっていきます。
それよりは楽器の重さ(重いのが悪いというのではなく)や、手へのフィット感、
弓のバランスが悪いと、せっかく気に入った音色でも弾きたくなくなってしまうかな。

そう言いつつも、私が当時小学5年生の娘のフルサイズを選んだ時、
妥協したのは、ネックの長さと年代です。

夫似?手足の長い涼音先生です

ネックは標準より短めなのですが、娘の手足は長いので、大人になった時、長いほうが良かったなときっと後悔するなと思ったのです。
年代に強いこだわりはなかったのですが、
音がポジティブすぎたので、古い年代による憂いを少し足したい気持ちはありました。
それなのに、妥協したのは、“音量”を1番優先したかったからです。
それには色々な気持ちがありましたが、ここでは長くなるのでまた今度。
妥協点あり、「運命の出会い」ではなかったように思うけど、長く、たくさんの本番を共にしてきて、今、彼女の想いを表現する、なくてはならない楽器になったようです。

あちこちで演奏し、忙しくしていますが、
8月3日にフェニーチェ堺で新人演奏会があります。
いくつかの分岐点で演奏してきた、ワックスマンのカルメンを、これまた、いくつかの分岐点で必ずご一緒下さった林朋美先生と3年ぶり?4年ぶりに共演します。
かなりの技巧曲ですが、オペラ曲でもあるので、カルメンのオペラも観に行き、研究を続けているようです。
聴衆賞などもあるので、ご興味お有りの方や、応援するよという方がいてくださったら、
チケットあるのでお声がけくださったら嬉しいです。


そして、“涼音先生”の先生業は、今年は滞在が短すぎてスピッカート・ヴァイオリン教室ではなかなかレッスンができていないのですが、
東京支部として、出張レッスンもぼちぼち増えてきています。
東京支部は、フェルマータ・ヴァイオリン教室という仮名があるようで^_^
費用設定など、「涼音の部屋」のほうに追加記載しました。
東京にお住まいの方、ご連絡お待ちしています。

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