私たちなりの成長

ステージ
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私は家族のことをチームと捉えています。
最近、お教室の門下生たちともチームになってきたなと感じています。
私にとってのチームの第一条件は信頼です。
コンクールを共にする門下生たち、
アンサンブルで一緒に学ぶ門下生たち、
どちらにも参加してなくても、信頼してもらってきたなぁと感じる瞬間があります。
信頼があるから、注意がすんなり入るし、
信頼があるから、心を鬼にして言えることもある。

先日、同行出来たコンクール本選がありました。
おっとりマイペースな幼稚園さん、
敵は自分!絶対できるようにする!を地で行く小2女子、
戦っている様子が手に取るようにわかる小3女子、
コンクール前からは別人?と思うほど頑張れた小3女子。
全員で次のステージに進むことは出来なかったけれど、ママが「ほんとに頑張ったよね」と言えたということは、
彼女も悔いのない毎日を過ごしたのだろうし、
私たちのなかにも信頼も生まれたと思っています。

別コンクールも含めて、いただく講評のなかに「立体感」というワードが増えました。
立体感があったということではなく⋯立体感が欲しいという講評ではあるのですが、
「立体感」といえワードが出てくる事自体、みんなのステージが一つ上がったなと感じるのです。
音色の種類、強弱、ストーリー性など、様々な要素が組み合わさって立体感は生まれるのですが、手始めに、何にこだわろうかと考えた時、
「mf」Mezzoforteを考えてみようと思ったのです。
強弱の中でフォルテやピアノって非日常で、
例えて言うならフォルテはパーティーだったりお祭りだったり。
ピアノは静かな映画館だったりコンサートだったり。
それらは素敵な時間に違いなく。
メゾフォルテの日常を格上げできることが、音楽をより一層良いものにできるんじゃないかなと思います。
みんなの日常はどうですか?

生徒さんたちのお勉強中の楽譜を見てみると、メゾフォルテが書かれている曲と、
一見、お祭りだけの曲があります。
メゾフォルテが書かれている曲は、どんな音で日常を表そうか試行錯誤してみてほしいです。
メゾフォルテが書かれていない曲も、ここはもしかしてそうかな?があると思います。
見つけた!こんな音色にしよう!
そう思うことで、日常が丁寧になりますね。

ここから先もこうして考えたり、止まったり、進んだり。
私たちなりの成長を進めていきたいです。

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