天国からのエール

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年末はコンクール全国大会、年始はコンクール録画と、子供たちは頑張っています。
私自身も個々にお付き合いする中で、
“1回の本番”の価値を年々強く感じるようになりました。
でも、私以上に娘が、そのことについて考える事が昨年は起きました。

「ママの好きな曲だからけっこう頑張って練習したんだよね」
大学生ともなれば、その一曲だけを練習しているわけではなく、ソロ曲も何曲も並行だし、オケも何曲もあるし、お仕事もあったりするし。
実際、何度も聴いた曲なので、成長や今の心の状態がよくわかるとても良い演奏でした。
終わってみれば本人的には「ちょっとミスあったけど満足!」
この日は、夫の実家のある水戸芸術館での本番で、夫の両親、姉家族、姉が声をかけてくれた方々が聴きに来てくださり、
笑顔で終われたのでした。

永遠のお別れがあったのがその2日後。
まさか、あれが聴いてもらえる最後の演奏となるなんて。


ここ半年くらいの彼女の演奏は“等身大”という言葉が本当に相応しい。
今いる環境で受け入れられ、自分自身も自分を認めていることが伝わる演奏は、誰にでも出来ることではなく、
彼女も今まで背伸びする時代があったように、
これからも自然な演奏が出来ない時期がでてくるかもしれない。
等身大で演奏出来る時代も、背伸びする時代も、萎縮してしまう時代も。
全部頑張っている証拠だから、常に等身大でいなくてはいけないわけではなくて。
でも、良い環境で周りに愛され、周りを愛し、自分も愛している、そんな時期の演奏を最後に聴いてもらえたことが奇跡だなと、私は思うのです。

娘はお別れがあってから、
練習したくて仕方ない日々が続いているようで、そして、そこから何度かある人前で弾く機会に全力のようです。
どんな形のお別れも急にくる。
これが最後。そうなっても後悔しないように。

今年は藝大最後の年、お別れした祖父からの
「まだ成長出来るよ」のエールなのかもしれません。
そんな彼女は、今月末、フルリサイタルの準備をしています。
数日前には大学の実技試験で別のコンチェルトを弾くという、相変わらずのハードスケジュールですが、
天国にも届ける気持ちで音を紡ぐことでしょう。


1月31日、東京、代官山教会です。
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