受験が近いので、ソルフェージュお教室の発表会でピアノ実技課題とヴァイオリン実技課題のうちモーツァルトを弾かせて頂きました。娘にとってはソルフェージュのお教室ですが、れっきとしたピアノ教室です。中2の初め、受験校ガイダンスの帰り道、「この高校に入りたい」と娘が言って翌日、お顔が広いであろう調律師さんに連絡。「胸を張っておすすめできる先生知ってます」そうしてM先生をご紹介頂いて通うこと1年半。レッスンは1時間月3回。枠がないので、毎回他の生徒さんに時間融通して頂いて(いるようです)更には超過30分、長い時は超過1時間近く、熱心に教えて頂いています。何度かピアノもここに移ったら楽なのかもとよぎりましたが、よぎっただけ。
ピアノのK先生のところはもう11年目です。幼稚園の頃は熱心に練習しました。音楽の世界は厳しいということを体感させてくれたのは、多分当時娘のヴァイオリンを見ていた私ではなく、K先生です。小学校に入り、私の中ではっきりと“副科”であるという意識が出来て、家では緩めになりました。K先生のところではほとんど発表会がなかったので、同年代と比べることがなかったことが良い意味でマイペースに落ち着きました。高学年になると、9割以上ヴァイオリンが占め、残り1割で勉強とピアノみたいな生活になり、中学生になれば、合わない集団生活に日々摩耗して、娘の中で、家で心配かけたくないこと、言いたくないことを相談する場所という位置づけになりました。一応、学期毎に副科ピアノも試験があったので、週の半分はピアノに触っていましたが…ここで公開して良いものやら(笑)5分弾く、あるいは1回通すといった具合(汗) 2年生の終わりに環境を変えてからは、辛い相談ではなく、楽しい生活をお話する場所に変わりました。家では相変わらず5分を貫きます。 でも発表会で聴いたピアノはとても良かった。全体は柔らかいのに音が立っていて、コントラストがはっきりしていました。娘らしいなと感じると共に、11年間中9年間、娘とK先生の二人きりの時間、良くして頂いたんだなと思いをはせました。
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