発表会を開催しました

ステージ
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2週間前になります。
色んなものが流行っている冬に、一人も欠けずに開催出来た事が嬉しいです。

今回の会場は控室での音出し不可で、長時間どうなるかなと心配でしたが、
特に男子部屋が良い影響があったみたいです。
美味しいお菓子を配ってくれた男の子、
ゲームを教えてくれたお兄さん、
学校について教えてくれたお兄さん。

お母様達の後日談からは、
出番前のお兄さんの慎重なチューニングを見て、チューニングの大切さを学んだり、
控室で一緒にゲームをしてくれたお兄さんがステージで格好良くてギャップに驚いたとか、
何しろ良い話ばかりの今回の発表会でした。

ソロだけでなく、アンサンブルグループを作った事も周りが見えて良かったと思います。
良い作用があるのがわかっていながら、お忙しいお母様が増え、さらに子供たちも年々忙しくなっていく現代、二の足を踏んでいましたが、思い切って始めて良かったです。

講師として今回目標にしていたのは、怖い顔にならない(笑)、それから余裕を持つこと。
発表会は当日だけでなく、伴奏合わせやリハーサルから始まっていると思っていて、その頃からもう怖い顔しないように意識しました。
今までは、全員をなんとか引き上げてあげなくちゃ!という気持ちが強かったのですが、
生活の中のヴァイオリンの位置付けも、発表会に向けてその位置付けの変化率も、子供それぞれだし家庭それぞれ。
子供と家庭が同じスピード感であれば良いけれど、そうでない場合も多い。
スピード感の違いを尊重する家庭もあれば、何とかしたい家庭もある。
たくさんの生徒さんが一同に演奏の機会を持つから、全体の統一感が大切に思えるけど、
それでは個々が満足しないんじゃないかなと今年は考えたのです。
みんなが同じ日を目標にしながら、通常レッスンと同じように一人一人の状態を観察する。
そう思えば、当日まで笑顔を保てたし、当日も何人かとお写真を撮る余裕もうまれました。
私に余裕があると、生徒さんみんなも笑顔であった気がします。

そして、お話したわけではないのに、後日のレッスンでこういった事を言い当てて下さったお母様もいらして、見ていて感じて下さっているんだなと有り難く思いました。

藝大生である娘を見ていると、若くて可能性がたくさんあって羨ましいと思いますが、
歳を重ねるのも悪くはないと思える事も増えました。

それから今回のテーマがもう一つ、ハンドメイドです。
ハンドメイドといいつつ、自分で作った物は何一つないんですが(笑)
お教室のウェルカムボードを生徒ママさんに依頼しました。
お教室ロゴの部分はタンローと呼ばれるヌメ革だそうです。
お教室の歴史と共に変化していくと良いなと選んで下さったと聞きました。
周りの装飾は、今いる生徒さん達の年齢層をイメージしてお願いしました。
この部分も今後の変化と共にシンプルにすることも可能だそうです。
これもお話したわけではないのに、柔軟に生きていきたいと思い始めた私の気持ちにしっかりフィットしました。発表会の日はステージに一緒にあがり、今はお教室でみんなを見ています。

記念品はヴァイオリンのアイシングクッキーをご紹介いただいたお店で作って頂きました。
すごいクォリティーで感激。

ここからはまたコンクールなどに向けて準備に入りますが、
発表会はまた1年後?1年半後?どのような気持ちでいるのか、自分が楽しみにもなった今回でした。
そして、当日に思ったことはもう一つ、
たくさんの事を1度に考えられない私が発表会に100%気持ちを向けることが出来たのは、東京で少しずつ自立しようと奮闘している娘のおかげだなと思います。

娘含め、夫含め、たくさんの人にありがとう。

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