濃かった2日間

母と娘
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前回の記事から1ヶ月以上あけてしまいました。みんな元気です。昨日、娘の音高入試が終わりました。1番の肝、メンタルを「強化する」のではなく「守る」ことに絶対の重きを置いて、私のやっている事が正しいのか正しくないのか、時に不安になりながらの最後の1週間。練習を聴けば言いたくなるし、私が不安にもなる。部屋の外に張り付く事もやめ、娘に言われる通り、最後のレッスンも付き添いはしませんでした。娘が言わない限り、その日の調子もレッスン内容も聞きませんが、表情というか、血色を見れば調子はわかるようになりました。そんな日々を過ごしていたのに残り5日となった日、帰宅して漏れ出る音を聴いた夫が「エチュードが焦ってる気がする。言ったほうがいいんじゃないか」と言いました。部屋の前まで行った時には練習はモーツァルトに変わっていて、モーツァルトも速い。私自身、何日か、夫と同じように感じていた事もあり、娘に両曲共に焦って感じる事を告げました。「なんで、自分で言いに来ないの!?ママが言うモーツァルトだって、メトロノームでやってるし、好きでこのテンポで弾いてる。言うタイミングがおかしいよ、何で今まで黙ってて5日前に言うの」でも翌日、「やっぱり焦ってたと思うんだよね。録音して裏拍で取ったら速くなってる。」2つの驚き。まず、後から冷静に現状把握したこと。現師匠が話していたそうです。ご自身も同じ年代、反発して周りの言うことを聞かなかった。でも、聞いてしまった方が楽だし得だよと。もう一つはどなたか先生方の伝授かもしれませんが、裏拍でテンポを取ってインテンポか調べるというのは、かなりの驚きでした。「ママの事を信用していないのに、一言にすごく影響してしまうね」と言ったことに対し、「それはそうだよ!だって自分を産んだ人の言葉だよ」信用しているとか、母親だからとかではない、“自分を産んだ人だから”。私は今思う以上に娘にかける言葉に責任を伴わなくてはいけないと感じた瞬間。私はヴァイオリンを教えているけれど、通ってくる子供たちの心情も性格も考えて接する。ついつい、娘には思った事をフィルターを通さず直になってしまいがちだけど、ヴァイオリンは繊細だから、投げた言葉の影響は大きい。投げる方はそれでスッキリするものだから気付きにくいけど。入試は2日間、朝も早く、行きは一緒に公共交通機関で、私は一旦帰宅して夕方車で迎えに。それを聞いた母が「過保護過ぎる」と言ったけど、実際は私と同じように学校前まで付き添っているお母様は多かった。

弦の受験者7人と仲良くなって、2日間とも笑顔で戻ってきました。発表までは長くかかるのですが、その笑顔にホッとしている今日です。。

娘とお疲れ様会。近くのクラウンホテルでアフタヌーンティーセット、奮発

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