ドラドラ♪シンフォニー

オーディション
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ドラえもんの映画で演奏してくれるチームを募集していることを教えてくれたのはある生徒ママさん。

もう私は、子育てセミリタイアで、ドラえもんは遠い昔だけど、お教室でマンツーマンレッスンをしていて危惧していたことは、音楽はマイペースしかないと思っている子が昔より増えていること。

何人かでアンサンブルするのはよい機会になると、ドラえもんのホームページで指示されている楽譜を弾けそうな10人にお声がけし、チーム・spiccatoを作りました。

以下は、応募にあたり、チーム内の10歳Kちゃんがプロジェクトに対する想いを書いてくれました。文才あるし、みんなに読んでもらいたい。

本人の了承得て、本日のblogはKちゃんです。


「私もドラえもんと、こんなふうに心ときめく、夢にあふれた冒険をしてみたい!」

ソーニャとの再会をかみしめながら思っていた矢先、スクリーンからドラえもんがいろいろな楽器といっしょにとびだしてきた。この前の春休みのことである。私はドラえもんの映画が大好きで、毎年映画館で見るのを楽しみにしているのだが、もしかして次は音楽の映画なのかな?とそこからドキドキわくわくがとまらなかった。私はバイオリンを習っているから、なんだかいつもよりも身近な話に思えたからである。
 それからしばらくして、次の映画が「のび太の地球シンフォニー」で、なんと世界から音楽が消えてしまうというところを、のび太たちがすくうというあらすじらしいことを知った。私はあらためて思った。

「音楽って何だろう?」

音楽は心を楽しませるもの。私の毎日から音楽が消えたら?さびしい、つまらない・・・。想像もつかない。そんなの絶対いやだ!その思いをドラドラシンフォニーに参加することで形にすることができるなんて!ドラえもんとの冒険は私の夢でもある。ドラドラシンフォニーはそれもかなうではないか!
だから一生懸命練習した。私は高い音をひいていたので、ポジションチェンジが上手くいかなかったこともたびたびあった。だが、そうなるたびに、自分の夢をかなえるためにがんばった。きっと私のチームのだれもがそうであったと思う。一生けん命練習し、本番にのぞんだはずだ。一回目のリハーサルでは、みんな音も心もバラバラで、なかなか上手にできなかった。それでも話をしたり、いっしょに遊んだりして、本番当日にはきずなが深まっていたと思う。音もたくさん練習していくうちに、みるみるよくなっていた。本番当日は、母がそろえてくれたいしょうを着て、タケコプターがついている七色のぼう子をかぶった。音合わせをしてステージに立つと急にきんちょうしてきた。みんなが見ているような気がして、目をそらしたかった。でも私は自分の夢をかなえるためだと思い、ぐっとこらえた。

「全部で三回ひきます。一番出来がよかったもので応ぼします。」

先生の声が広い会場にひびく。私たちはいつの間にかえんそうを始めていた。みんなと合わせながら、なるべくきれいな音色になるように注意しながらひく。だからたっ成感はものすごかった。終わったとき、私は心の底から願った。
「ドラえもん、のび太たちとともに夢をかなえさせてください」と。


写真は録画後みんなと。
それから、Kちゃんの弟Sくんも負けじと書いてくれた気持ちです。

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