DUOリサイタル無事終演しました

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たくさんの気持ちが忙しく出てきた1日でした。
ハーフのリサイタルは3度目。
1回目の時は授賞特典で、静岡まで前日入りだったから、旅行のようでワクワクしたし、
2回目の時は、大学受験曲を弾いたけど、スタッフさんたちが良い人達だったし、集客も必要なく、こちらもドキドキはしたけれど不安はなかった。

3度目の今回。
正直、コンクールを受ける前のようなメンタル状態でした。
3人いる師匠のうちのお一人が立ち上げた社団法人が主催下さって叶ったリサイタル。
すごく重い物を背中に背負った感覚でした。
苦手な集客、苦手なお金の計算、祖父母も夫も色々と協力してくれ、また、スピッカート・ヴァイオリン教室の生徒さん達も頭があがらないくらいたくさん来てくださり少しずつ背中の荷物も軽くなっていきました。

コンサートの最後に演奏した曲は ヘンデル・ハルヴォルセン ”パッサカリア” です。

当日はそのたくさんのお客様にご挨拶したく、開場時間から受付に張り付いていました。
お教室で会う生徒さん達が、おしゃれして来てくれたり、間に合うように慌てて来てくれたのであろう制服姿であったり。考えて選んでくれたお菓子や、華を添えてくれた花束など、有り難く受け取りながら少しお話しました。

何年も前にお教室を卒業した生徒さん達も何人か来てくださり、4年ぶり5年ぶりの再会に、繋がりの大切さ嬉しさで背中の重い荷物はいつの間にかなくなりました。

実は色々あり、精神的にも実務的にも離れて暮らす今、それから今後、娘のコンクールをアテンドするのはもう難しいと、私はそういったアテンドから卒業することにしました。
これからは娘が受けたいコンクールを自分で見つけて選択していく。
リサイタルに関しても、娘とは色んな意見の違いがありました。
少しずつ娘の理想スタイルに変えていき、私も今回よりはいち観客に近付いていくと思います。
成長の過程だなと感じますが、荷物は重かったけれど、私にとって一生懸命裏方をすることは娘へのエールで、今後は違った形でエールを伝える事を模索します。

本番は見守ってくれる師匠と、仲の良い同門生と、気持ちの良いスタッフさん達とで
あまり緊張せず、自分らしい音楽を出来たように私も感じました。
リサイタルの度に、もう今が1番成長のトップだろうと思うのに、聴く度、違うものが見えます。

高校生の時も演奏を聴いてくださった当時のソルフェージュの先生は、「持ち前のパワーに女性らしい柔らかさが加わった」とおっしゃいました。
音楽だけなく、力ずくや勢いだけでは何ともならなくなった10代最後、やっぱり音楽は性格や成長に直結するんだなと思い、少しだけ、力ずくで決行していた10代前半を懐かしく思いだすのでした。

本当に久しぶりに会ったNちゃん(右端)。次は娘とのジョイントコンサートで会いましょう!

この日久々に会えた懐かしいお顔。ヴァイオリンとフルートの二刀流で結局フルートを選んで音楽の道に進んだNちゃん。ヴァイオリンを弾いてもフルートを吹いても彼女の音楽性、センスは変わらない。
そこに惚れ込んだ娘が、一緒にコンサートを開かないかと持ちかけました。
社団法人のバック付きの次は自主企画。
良いものになるのは間違いないと思ってます。
お次もよろしければお付き合い下さい。

最後に演奏したDUOのリハーサルの様子。

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