そろそろ楽器のメンテナンスへ

楽器の話
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不要不急の外出をしなくなって早2ヶ月。大抵のお出掛けは控えても何とかなる事が判明しましたが、そろそろ楽器のメンテナンスには行きたいところ。私は痩せたわけではないのに(むしろ…引き篭もりで…)肩当てが合わなくなり、スポンジタイプと重ねて使ってみたり、厚さの異なるハンカチを色々巻いてみたりしています。もしかしたら顎当てが下がってきているのかも?何しろフィットせず左肩が痛いです。

娘は、今回は不満がなさそうですが、前回の毛替えからちょうど2ヶ月、いつもなら限界です。2ヶ月前、本来なら数日の国内旅行を予定しており、その期間を利用して手の当たる部分のニス塗りで楽器の入院が決まっていました。当然、旅行のキャンセルによりニス塗りも延期したわけですが、1週間楽器を預けるというのはこの先なかなか出来そうもなく。工房サイドからするとあまり先延ばしにしない方が良い案件のようです。

音質調整は今は状態が良好です。運動不足で親子ウォーキング中、そんな話になりました。自身の環境に苦しみ「私にはヴァイオリンしかない」と思い詰めていた頃、娘のヴァイオリンは持つ度に指先が何かに絡め取られるように重く運指のしにくさ、音質のこもりを常に感じ、購入時はもっと心躍る弾き心地だったはずと、その気持ちを取り戻すべく何度も調整に通いました。自分の力で違う環境に飛び込み、将来ビジョンを考え直し、そのことで師匠も変わり、そんな事が少しずつ影響して合わさって…娘の心に添うように楽器の音色が気負う事無い音になりました。そして音高受験を自分のfightにより乗り越えて自信をつけ、3人目の師匠に大きな刺激を受けるようになり、楽器は様々な抑制が取り払われ、驚くほど弾きやすくなりました。

娘の楽器製作者は元はオケのトランペット奏者だった方で、明るく音量があることで知られています。購入時の決め手はそこで、ポジティブな音がしていました。嘘みたいだけど、音の変化、何より弾き心地の変化を、娘の心の変化と共に私が実感しています。

それでも、いやそれだからこそ楽器への愛を込めてメンテナンスはしたいですね。不要な力をこめないよう毛替えをして、工房の方から「悪い所はないですよ」と安心をもらうために。

そろそろ緊急事態宣言も解除に向かうようだし、電車は怖いけど行けなくはない。もうちょっとの辛抱なのかな。

本日は大阪の感染者が2ヶ月ぶりで0!だったそうでプチお祝いにかこつけてケーキを買いました(笑)

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